本格水冷があるのに本格空冷が無いのはおかしい!
という話をよく聞くので、もし本格空冷をやるならどういうものになるのか考えてみた。
目次
・何をもって本格とするか
水冷でいうなら、
簡易=キット売りされており簡単に使用可能
本格=バラのパーツを組み合わせる必要
単純に手間に差がある。
そして、手間だけではなく性能にも差がある。
簡易=サイズによっては大型空冷に負ける
本格=圧倒的冷却能力
それらを踏まえて本格空冷を考えた場合、
手間がかかるが圧倒的な冷却能力
これでいきたい。
・大型ファンはナンセンス
圧倒的な冷却能力という話だと空冷だとどうしても風量を増やせばいいという話になる。
しかしケースさえ許せば大した手間がかからず、大型というだけで本格というのはどうにもナンセンスではないか。
360㎜簡易水冷キットを本格水冷とは呼ばないでしょう?
・冷蔵庫はガス冷却
冷蔵庫に入れるという冷却方法があるが、あれはフロンガスを使用しており空冷というよりはガス冷却。
いや、そもそも頭が悪すぎるので却下
・これが最強の空冷
色々探してみたところ、通常のケースを使用し設置の手間はかかるが圧倒的な冷却性能を誇る空冷を発見した。
ご覧いただこう・・・・
そう、コンプレッサー式盤内クーラーである!!!
[COOL CABI] 標準タイプ 側面取付型|屋内盤用クーラー|熱対策関連機器|オーム電機株式会社|OHM ELECTRIC CO., LTD.
ガスを使用しないコンプレッサー式なので間違いなく空冷であり、この製品は家庭用の100Vに対応しているので、問題なく個人での使用が可能だ。
・圧倒的冷却能力
PCケース内の温度を一定(30℃未満)に保つことにより、各パーツへの冷却を補助。
場合によってはケース内をファンレスにすることが可能。
また、VRMやM.2SSDのようなファン等の設置が難しく温度管理が難しい部位への冷却効果が得られる。
ケース内すべてのパーツをカバーできるのは圧倒的というしかない。
もちろん結露対策もばっちりで、外気温に対して-8度前後でコントロールすることにより結露を防ぐ。
・圧倒的防塵性
盤内クーラーを使用すればケース内を密閉することが可能。
埃の流入を防ぐことが可能。
実際15年使用している制御盤でも埃の量は非常に少ない(筆者管理工場調べ)
窒息ケース大歓迎!
・圧倒的メンテナンスフリー
クーラントの劣化のような本格水冷のメンテと比べれば定期的なフィルターの掃除程度。
しかもケースに設置する構造上システムの組み替えの際に解体する必要はない。
・・・正直これ差し置いて本格水冷やる必要あるんですか?ってレベルだ。
・圧倒的騒音
悲しいことではあるがコンプレッサー式なため、騒音も圧倒的だ。
この製品の騒音量は65dBと圧倒的。
dB毎の騒音の参考:http://www.extec.co.jp/bunseki/dB.html
が、車に乗って移動中にPCを使用していると考えれば大したストレスにはならないだろう。
ちなみに本体を屋外にだしてエアダクトでPCケースにつなぐキットもあるので本気になれば静穏性も保てる。
・本格の名に恥じぬ圧倒的サイズ
W300×H500×D150とその辺のM-ATXケース並みのサイズであるが、本格空冷と考えればこのくらいのサイズが風格が出てよろしい。
せっかくなのでフルタワーケースに設置した場合のイメージ画像を用意した。
ただでさえカッコいいNZXTのケースが・・・
カッコイイ・・・(あくまで個人の感想です)
・価格も本格的な18万円!
そもそも産業用なので価格が張ってしまう。
個人で購入する場合はこちらを利用して欲しい。
OCA-S300BC-A100 COOL CABI 盤用クーラー 側面取付用 1台 オーム電機(配線パーツ) 【通販モノタロウ】 16985072
あ、ここで購入しても自分に1円も入らないので心配いりません。
確かに18万と考えると本格水冷も余裕でできる。
設置後の手間の少ない本格空冷と考えれば大した問題でないことは確かだ。
・試したいんで寄付待ってます
残念ながらこの製品が手元にないため、実性能のテストができない・・・
20万あればすぐにでも買うのだがそこまでの余裕が自分にないのが申し訳ない。
ただ20万あればできるんで、試して欲しい人がいれば是非メールして欲しい。
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