ロジクール製のゲーミングマウスG102。
3000円前後とお手頃な価格で、個人的にG300SRよりも入門用としてはオススメ。
GPROそっくりな外観でありながら価格は半分。
その使用感やGPROとの違いをまとめました。
※ちなみに自分の手は日本人男性の平均程度。センシはハイセンシより(振り向き11cm)
G102の位置づけ・概要
初代GPRO(G-PPD-001)を東南アジアのEスポーツカフェ等向けにした廉価モデル。
国内でもアマゾンで購入可能。メーカー名がロジクールの国外向け(正式名称)のLogitechになっている。
スイッチの数値上の耐久性が通常のロジクール製品の半分程度となっているが、かなり安い。
ロジクール製なのでちゃんとロジクールゲーミングソフトウェアで設定できる。
基本仕様
接続形式:有線
ボタン数:6個(DPI変更スイッチを含む)
DPI:200~8000
ポーリングレート:125~1000Hz
センサー:Mercury
重量:85g
外観
上から。左にあるのはGPro Wireless(GProではない)
ロゴ付近に滑り止めはなくプラスチック。
側面。こちらも滑り止めのコーティング等はなくプラスチック。
裏面。ソールは4か所。
スイッチの感触
メインスイッチはとにかく軽い。
これまで自分が使ってきた中でも随一の軽さ。使い始めは誤爆必須。
マウスを持ち上げて移動してる最中にクリックしてしまう事多々あった。
ただ慣れれば問題ないではあった。
ホイールの回転は若干固め。狙ったところで止め易く好み。
握った感触・使用感
小ぶり。小さい部類に入る。
丸みを帯びたデザインではあるが、フィット感は特にない。
親指と薬指でしっかりを掴む感じ。
お尻が低いので手首が思い切りマウスパッドに触れる。
下に動かすのがちょっとやりにくい。
振り回すと若干手の中で暴れる感じはある。
初期のころはしっかりとホールドしようとするあまり、メインスイッチの誤爆が良くあった。
ケーブル
ロジクール製ゲーミングマウスによくある太い編み込みケーブルではなくラバーコード。
安っぽいことは安っぽいのだが、使いまわしは文句なしにこちらが良い。
軽く柔らかいので、抵抗が少ないのである。
ケーブルの良さでGPROではなくこちらを選んでいる人もいるレベル。
ただ、現行のGPROはコードが柔らかくなっているので、その利点は減った。
センサ
Mercuryというのがオリジナルのセンサなのかは不明。
精度としては、良くもなく悪くもなく。
少なくともPMW3366よりは悪い。が、G300Sよりは良い。
参考までにMouse testerの波形
DPI:800 ポーリングレート:1000Hz
最高速付近での乱れがあるが、目立ったカウント飛びも無く悪くない。
まして3000円前後のマウスである。良いと言っていいくらい。
総評
3,000円とお手軽なお値段でありながら、プロ向け製品と同じ形状かつ高級ゲーミングマウス並みの軽さとコストパフォーマンスでは群を抜いている。
クリックの軽さや耐久性等の問題はあるがそれを差し引いてもG300sのような特殊形状のマウスよりは入門用として遥かにオススメ。
GPROとの違い
外観上殆ど一緒のGPRO(初代:G-PPD-001や現行:PRO HERO)との違いを簡単にまとめておく。
※初代G-PPD-001ではなく現行型のPRO HEROとの違い
・コード
GPROが編み込みタイプなのに対しG102はラバーむき出し。
GPROの方が絡みにくく高級感があるが、G102の方が抵抗は小さい。
・スイッチ
G102のメインスイッチはかなり軽いが、GPROはそこそこ強い反発のある適度な固さ。
スイッチの耐久性もGPROがG102の2倍。
・センサ
G102:Mercury
GPRO:HERO 16K
HERO 16Kの方がMercuryよりは精度が良い。
最高DPIもG102が8000に対し、GPROは16000。
・コーティング
G102は全くコーティングが無いです。
GPROは天板付近にラバーコーティングが施されている。
・どっちがオススメ?
予算があるなら文句なしにGPRO。
ただ、GPRO自体がプロ向けのピーキーなつくりで万人向けという訳ではない。
初めてゲーミングマウスを買うならG102、ある程度GPROの良さが分かるならGPROが良いのではないだろうか。
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