Razerから新型の有線ゲーミングマウス、Viperが発売されました。
超軽量で見た目も簡素な最近のRazerとは少し毛色が違うので試しに買ってみたのでレビューします
目次
基本仕様
メーカー | Razer |
名前 | Viper |
接続方式 | 有線 |
形状 | 左右対称 |
ボタン数 | 8ボタン(実際に使うのは6) |
重量 | 69g(ケーブルを除く) |
最大DPI | 16000DPI |
センサー | Razer 5G Optical Sensor(PMW 3389改) |
特徴は重量と光学式スイッチ
Viperは2019年8月発売のRazerのゲーミングマウス。
特徴は69gという重量。有線式でかなり軽量となっています。
ぶっちゃけると最近は軽量マウスが多数あるので69gという重量自体には驚きませんが、Razerがここまで性能に重点を置いて出してきたことには驚きました。
もう一つの特徴としてメインスイッチの形式が物理スイッチから光学式スイッチになったことで、スイッチを押してから反応までのラグが極小になったこと・チャタリングが発生しにくくなったことが挙げられます。
ラグの減少についての体感はかなり難しい気もしますが、
チャタリングに関してはゲーミングマウスの寿命の原因の多くを占めているんでこれにより寿命が大きく伸びたのではないでしょうか。
外観
ロジクールのGPro WLを比較用に置いてます
真上より
これまでのRazerマウスと比べると小さめ。
左右対称で細目。中央がさらに細くなっています。
こうしてみるとGPro WLと似てますね。
右側面
右がViper
サイドは細かい凸凹のあるラバーで滑り止めされています。
サイドスイッチは小さめ。
ちなみに左右対称なので左右にサイドスイッチがあり取り外せません。
後程説明しますが、別に誤爆はしませんでした。
左側面
左右対称ですが一応左側も。
正面
裏面・ソール
デスアダー等と同じ様に上下に大きめのソールがひとつづつ。
一番下にDPI変更用ボタンがあります。
ケーブル
ケーブルはスリーブタイプで柔らかめです。
ただ、Finalmouse等で使われているファントムコードほど柔らかくはないです。
握った感じはそこそこ良い
握ってみての感想を。
ちなみに自分の手の大きさは日本人男性の平均くらいです。
普段は被せ持ちです。
被せ持ち
悪くはないのですが、細目のマウスの宿命というか薬指と小指が少し窮屈です。
ただ、おおむね良好なフィット感です。
デスアダーの時は大きくて手に余る感じでしたが、これはちょうどいい感じの大きさなのもよいです。
ツマミ持ち
ツマミ持ちはかなりいい感じですね。
中央の細くなってるところを親指と小指で挟む感じでホールドできます。
若干薬指の置き場に困る気もします。
サイドボタンについて
ちょっと押しにくいです。ボタン自体が出っ張りが小さくて指で位置が分かりにくいためかもしれません。手前側なのか奥側なのか触って判別しにくかったです。
被せ持ちだと2個並んだサイドボタンの間に親指が来たので、これは結構気になりました。
左右対称でサイドボタンが取り外せない為、右手で持った時の右側のサイドボタンを誤って押さないか心配でしたが、自分の持ち方だと誤爆しないですね。
被せ・ツマミのどの持ち方でも自然とサイドボタンをかわしてました。
もしかしたら人によっては誤爆してしまうかもしれませんが、そもそも設定ボタンで何も割り当てなければ問題ないです。
センサーも問題なし
センサーには現行最強のPixart製PMW3389を改造したRazer 5G Optical Sensorというものが使われています。
ベースセンサが優秀なので特に問題はにと思いますが一応チェック。
MouseTesterというソフトを用いて、マウスを左右に振り続けた時にセンサのカウントに異常が出ないか確認しました。
このテストはあくまでセンサが異常カウントしないかをチェックしてるだけです。精度については個人レベルだと測定厳しいです・・・
使用マウスパッド:ロジクールG604
ちなみにカウントに異常が出ると以下のようになります
赤丸の部分のように本来のマウスの動きとは違う値をカウントしてしまう状態ですね。
テスト結果
800DPI時。最高速時に少しブレますが波形としては非常に綺麗です。
1800DPI。少し波形が粗くなりましたが、大きなセンサ飛びは見当たりません。
3200DPI。こちらも綺麗。最高速時のブレは一番大人しくなってますね。
デフォルトで設定されている3200DPIまで問題なく使用できました。
まあ、昨今のセンサとしては当たり前のレベルですが。
一応、読み取り波形としては結構綺麗な部類なので精度としても良いのかも知れません。
オンボードメモリについて
設定ソフトのRazerSynapseを用いてオンボードメモリに設定を保存可能。
DPIを5段階で設定可能な他、マウス上の各ボタンへのキーバインドもオンボードに保存可能です。
ソフト毎のプロファイルやライティングの切り替えは流石にSynapseが起動していないと読み込めませんでした。
慣れれば凄い使い心地
被せ持ち・振り向き10cmで使いました
最初は軽さに戸惑います。
少し吹っ飛びそうになる感じ。特に自分はハイセンシ寄りなので少し大きめに振ると制御しきれませんでした。
しかし、慣れてしまえば精度はでますね。
ローセンシの人の方が恩恵は大きいのでしょうけど・・・
それでもワイヤレスにはできない重量は単純に使っていて楽しいです。
ケーブルは余裕を持たせてスペースを作っておけば特に邪魔になる事はありませんでした。
実際のエイム精度で言えば、AimHeroというソフトでフリックエイムの練習した結果、10分足らずで1年近く使っているGPRO WLのハイスコアに近いスコアが出ました。
長く使えば結構いい線行きそうですね。
メインスイッチの光学式センサーについては普通に使っていて違いを感じる事はありません。プロでも分からないんじゃないでしょうか。
20msが
ライティングは控えめ
最近のRazer製品にしては珍しく?光るのはお尻のロゴのみです。
ちなみに消灯時は模様も完全に消えます。これちょっといいですよね。
発光パターンは設定ソフトのSynapseとは別のChroma Studio等を使用して行えます。
ウェーブやファイヤ等様々なパターンがありました。
自分はどのパターンもそんなに変わらないなと思いましたが。
設定ソフトはマシになっていますが
Razerといえば設定ソフトのSynapseが不評でしたが、久々に触ってみるとログインの必要がなくなっていたりと多少マシになっている感じはします。
ただ、ライティング用で別のモジュール(アドオン?)を動作させる必要があるなど、鬱陶しさは健在
ツマミ持ちなら文句なしにオススメ
軽量さもそうですが、日本人でも持ちやすくなった形状も中々好感触。
被せ持ちには少しだけ不満がでましたがツマミ持ちの人なら不満なく使えると思います。
冒頭でも述べましたが、これより軽いマウス自体はいくつか存在します。
それでも形状の良さやRazerならではの見た目の良さを考慮すると十分選択肢に入るのではないでしょうか。
最近は見た目だけだと思ってたRazerが、ようやく本気を出したマウスだと思います。
オマケ:初期DPI
PS4用なのか、最近よく初期のDPIを聞かれるので書いておきます
初期は400 800 1800 2400 3200 の5段階でした。1600で使いたい人は一度設定ソフトを使用しないといけませんね。
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