ゲーミングPCを最低予算で組んでみたので、構成や流行りのタイトルでどのくらい遊べるのかまとめてみました。
目次
パーツ構成一覧
型式はAmazon商品ページへのリンクになっています。
価格は2019年9月現在のおおよその実売価格になります。
パーツ | メーカー | 型式 | 価格 |
CPU | Intel | Pentium G5400 | 7,500 |
マザーボード | ASUS | H310M A R2.0 | 6,500 |
メモリ | TEAM | DDR4 2400 8GB | 4,000 |
グラフィックボード | MSI | RX570 4GB OC | 14,000 |
ストレージ | シリコンパワー | 256GB SSD | 3,500 |
電源 | オウルテック | FSP 500W Bronz | 4,000 |
ケース | サーマルテイク | Versa H17 | 3,000 |
パーツ代合計 | 42500 |
各パーツ解説
CPU
2コア4スレッドで3.7GHzなIntelの廉価CPU。
2コアしかないのが何より気になりますが、CPUクーラーもついていて7,500円と低価格。
ゲーミング用としては本当に最低限といったレベルです。
マザーボード
No1メーカーASUS製の激安マザーボード。
CPUが貧弱なのでそれを載せるマザーボードも最低レベルのものにしています。
背面ポートのUSBポートが少なかったり、流行りのライティング用のコントローラーがないなど機能的には貧弱ですが、普通に使えますしゲーム性能としては普通に使えます。
メモリ
TEAM DDR4 2133MHz 8GB ×1
こちらも容量としては最低限の8GB1枚。
4GBの2枚構成にしたほうが金額的に変わらず微妙に性能が上がりますが、将来的に追加するときに4GB2枚だとメモリスロットの制約等で不利になるので8GB1枚にしています。
ちなみに自分がAmazonで買った直後に製品ページが消えてしまいました。
今買うならこれかな?
グラフィックボード
ゲーム性能の要であるグラボは流石に予算を多めに振ってRadeon RX570というチップを搭載したモデルを選んでます。
コスパ最強とよく言われるだけあり、1.4万という価格ながら中々の性能です。
GTX1060とGTX1650の中間くらいの性能で、大体ミドルレンジ一歩手前といった感じです。それでいて価格はGTX1650より安かったりします。
これに合わせるならCPUをもう少し強化してもいいかなとは思いました。
難点は消費電力の多さとそれに伴う発熱の多さ、それと定番のGeforceじゃないこと。
この製品は人気メーカーのMSI製なので実はちょっと高め。
探せばもっと安いのがあるとは思いますが、モニターとの接続ポートがDVI-Dしかなかったりするので注意。DVI-DをHDMIに変換して使えなくもないですが。
ストレージ
256GBの2.5インチタイプのSSD。
普通に使う分には問題ないですが容量は結構辛いです。ゲームだと大型3タイトルくらいならなんとか。
ストレージは後から追加できるので最低限というところで。
電源
80PLUSのブロンズ以上を条件に選んだ格安品。
メーカー自体は大手ですが、品質は良くわかりません。
ケーブルは直出しタイプで使わないケーブルを外したりはできません。
評価自体は悪くはないですね。
RX570の消費電力が大きいらしく500Wは欲しかったので丁度良かったです。
ケース
格安ケースといえばコレというくらいの定番格安ケース。
3,000円と激安ですが、つくりは非常によくて下手な5,000円オーバーのケースよりも良かったです。
ファンが背面に1個付属し、裏配線スペースもそこそこ取られているほか、ストレージ用のマウントゴムもついていました。
今回は格安構成で見た目を特に気にしていないのでこのモデルにしていますが、ほぼ同じ価格でサイドが透明になったモデルもあります。
ゲーム性能ベンチマーク
実際に組んでみましたが、手持ちパーツも流用したのでほんの少しだけ構成が違います。
SSDがsamsung製の860EVOになっていますがロード時間以外に差は出ないでしょう。
FF15ベンチマーク
グラフィックの綺麗なFF15だと、FHDフルスクリーンの高画質設定でなんとか「普通」の評価。
ただ、ベンチ中の動き見てると普通に遊ぶのも結構辛そうでした。
画質を標準にして何とかですかね。
FF14ベンチマーク
FF14に関しては最高画質でも「非常に快適」の評価でした。
余裕で遊べますね。
R6Sベンチマーク
古いですが人気の高いタイトル。
最高画質設定のFHDでベンチマークを回した結果が下の画像です。
最高画質でも最低60fps以上出ています。
最低画質なら144fpsで遊ぶ事も可能かもしれません。
PUBG
PUBGは結構重く最低画質で80fps程度をキープしていました。
降下時に結構カクつきますがそれ以降は特に不満なく遊べました。
建物に入ったときに稀にカクつく瞬間がある程度です。
APEX Legends
流石に60fpsきついかと思われたAPEXですが、最低画質で平均100fps以上出ていました。
こちらに関しては本当に快適でしたね。
組んでしばらく普通に遊んでました。
Fortnite
Fortniteはそのまま全体設定で最低画質にすると非常に汚くなります。
なので、最低画質にして「3D解像度」という項目を最大にしています。これで大分綺麗になります。
この状態で平均で100fps以上はでました。
安定性・発熱
安定性は強いて言えばメモリの少なさからFF15ベンチを高画質で回すと固まる事がありました。試しにメモリを増やすと何ともなかったですね。
発熱はCPUはそもそも非力なので大して温度あがりませんでした。最大でも65℃程度。
しかしRX570は結構熱くなりやすく、ゲーム中70℃後半に達することが多かったのでMSIのアフターバーナーというグラフィックボード用設定ソフトでファンの回転数を調整し70℃前半を維持させました。
上の画像はAPEXをプレイ中の温度。黄色い文字の上からGPU、CPUコア1、コア2の温度です。
ケース全体もRX570のせいで熱くなりやすいので、可能であればケースファンを1個追加したいです。
強化プラン
今回無理やり4万円ちょいに収めた感があり、もし予算が許すなら5万円以内という事で
CPU Pentium G5400→Core i3 9100F(+2000円)
メモリ 8GB×1→8GB×2合計16GB (+3,000円)
SSD 250GB→500GB(+2,500円)
これでジャスト5万円くらいになります。
CPUは2,000円アップで4コアの9100Fに。こちらはコア数もそうですがクロックが最大4.2GHzと0.5GHzアップするので結構効きます。
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メモリは最優先で増やした方がいいです。
2枚構成にすればデュアルチャンネルという高速動作もできますし、PUBGのようにメモリが原因でカクつくソフトもあるので。
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SSDは250GBは流石にきついです。
APEX、PUBG、Fortnite入れるとギリギリR6Sが入らなくなりましたし。
本当に2タイトルしか遊ばない!という人以外は500GBにしましょう。
すぐ満杯になります。
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まとめ
2コアのPentiumで思った以上に余裕でゲームができて驚きました。
「ゲーミングだと6コアは~」や「最低でも4コア~」という人たちもいますが、60fpsで遊ぶだけなら流行りのタイトルすべて2コアのPentiumでいけました。
ただ、この構成はあくまで「最低画質でいいから60fps」で遊ぶ構成です。
もっと画質を上げたりPCならではの144fps以上で遊びたいという人はもっと豪華なパーツを使いましょう。
それでも4万円ちょっとという構成でもここまでやれますし、この構成を組めるのは自作じゃないと難しいかもしれません。
低予算ゲーミングPCを考えている人は参考にしてみてください。
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コメント
5万円の構成でPC を初めて組み立てて見ようと思うんですが、マザーボードと電源をより強化するとどんな部品がおすすめになりますか?
マザーボードはAsrock B365M Pro4
電源ユニットはAntec Neoeco GOLD 650W
にするとかなり丸い構成かと思います