FPSゲームをするやる場合にリフレッシュレートが144Hzモニターを使用するとAIMがやり易いとよく聞きますが、実際に効果があるのか60Hzと144HzでAIMゲームをやった際のスコアを比較してみました。
144Hzに意味がないという話も聞きますが、その結果はー
使用ソフト
エイム練習ソフトとして2年ほど前に話題になったゲームです。
多数のモードがあり、様々なエイムを練習できます。
テスト内容
フレームレートの差が効きそうな二つのモードを使用します。
Strafing:左右に揺れるターゲットをハンドガンで撃つモードです。照準がターゲットに重なった瞬間に撃たないとならないため、ターゲットの動きがスムーズに見える144Hzが有利だと思われます。
LightningGun:ボタンを押してる間照射されるレーザー銃で動き回るターゲットを撃つモードです。今回のテストでは常にトリガーを引いた状態にし、いかにターゲットを追従できるかを試しました。
ウォームアップ後、これら二つのモードを60Hzと144Hzを交互に3回プレイし、そのスコアを比較します。
まず60Hzで1回やった後に
モニタ設定で144Hzに切り替えます。
144Hzで1回やったら60Hzに切替
これを3周します。
元々これらのモードで遊んでいるので練度の差は出にくく、交互にやるので疲労の差も出にくいと思われます。
テスト結果
Strafing
テストパターン | スコア | 命中率 |
60Hz 1回目 | 211500 | 50.54%(280:274) |
144Hz 1回目 | 274250(ハイスコア) | 60.04%(329:329) |
60Hz 2回目 | 254250 | 58.89%(308:215) |
144Hz 2回目 | 231500 | 56.03%(288:226) |
60Hz 3回目 | 202250(最低スコア) | 52.62 %(261:235) |
144Hz 3回目 | 243000 | 59.04%(294:204) |
60Hzの平均スコア:222,667
144Hzの平均スコア:249,583
60Hzの平均命中率:54%
144Hzの平均命中率:58.3%
LightningGun
実際のテスト動画(長くてつまらないです)
テストパターン | スコア | 命中率 |
60Hz 1回目 | 396750 | 37.63% |
144Hz 1回目 | 580350(ハイスコア) | 45.8% |
60Hz 2回目 | 277750(最低スコア) | 32.35% |
144Hz 2回目 | 449000 | 39.97% |
60Hz 3回目 | 295250 | 33.13% |
144Hz 3回目 | 520250 | 43.14% |
60Hzの平均スコア:323,250
144Hzの平均スコア:516,433
60Hzの平均命中率:34.37%
144Hzの平均命中率:42.98%
結果と体感
分かってはいましたがエイムにおいて144Hzが有利なのは(少なくとも自分の場合は)間違いないです。
特にライトニングガンのように連射しながら相手を追いかける動きでは命中率にして8%近くの大きな差が出ました。(通常のFPSのマシンガン等)
体感として、
ストレイフでは144Hzだと移動中のターゲットに素早く合わせて撃つというフリックエイムがやり易かったです。
ライトニングガンは相手の動きにいかに素早く反応するかが大きいので、フレーム数の多い144Hzだとピッタリ張り付くことができました。
オススメ144Hz以上のモニタ
BenQ ゲーミングモニター ディスプレイ ZOWIE XL2411P
定番の24インチ144Hzモニタ。
以前は無かったDisplayPortが追加されたバージョン。
基本に忠実で多くの人が使っています。
最近値下がりが多い144Hzモニタ製品の中では3万円前後と少し高いのが難点。
密かに人気の高いMSI製の24インチ144Hz。
湾曲モニタありながら2.5万円前後と安い。
VAパネルなので通常の144Hzモニタより発色が良いです。
144Hzの遥か上をいく240Hzのリフレッシュレートを誇るASUSの24.5インチ。
240Hzを維持するのはPCにかなりの性能を要求しますが、この製品にはG-SYNCというPC側の映像描写に合わせてモニタの画面を描写する機能があり、乱戦時などで処理が間に合わない時も違和感が少ないです。
現状FPSゲーマーにとっては最強ですが、価格も7万円近いです。
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