HTPCやオーディオPCだと気になるファンの音。
どんなに静かなファンでも気になるという静穏にこだわる人向けに、完全ファンレスPCについてまとめました。
完全ファンレスに高性能は望めない
ケースファンもCPUファンも無しにすると当然ながら冷却性能は非常に低いです。
なので発熱量の少ないパーツを選びます。
結果として性能が低くなるのは仕方ないですね。
特に問題なのがCPUの冷却
CPUの発熱が一番のネックになります。
使用するCPUは発熱の小さいモバイル向けのモデルを使用したほうが良いでしょう。
冷却手段が
・ファンレス対応の大型のヒートシンク
・ファンレスケース
の2択になります。
大型のヒートシンクなら6千円くらいの製品もあるのですが、それを収めるためにPCケースも大型のものが必要になっています。
またファンレス対応のヒートシンクの対応するTDPはケースファンを前提にしています。
完全ファンレスの場合はケースファンもなくケース内のエアフローほぼ無いことに注意しましょう。
ファンレスケースならケース全体がヒートシンクの役割を果たして小型化することができますが、どれも3万円以上する製品ばかりなのでコストがかかります。
CPUの例
モバイル向けは一般向けに販売されていないため、非常に高価なのが難点。
負荷の低いオーディオ用途ならCeleron辺りを使うほうが良いでしょう。
TDP35Wなモバイル向けCore i5。高い。
オススメファンレス向けヒートシンク
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オススメファンレス向けCPU冷却ケース
仕様上はTDP65Wまで対応のファンレスケース。
80W電源搭載しつつスリム型の光学ドライブと搭載可能ながらコンパクトにまとまっています。
Mini-ITX対応。
仕様上は73Wまで対応。
かなり薄型ですがATXサイズのマザーボードに対応しています。
ファンレス電源
ファンレスケースの殆どはSFX電源すら搭載不可です。
ACアダプタタイプの電源を使う事が多いですね。
ACアダプタタイプの場合
上記の2製品の組み合わせで使用するパターンが定番です。
電源が内蔵できないタイプのケースの多くはACアダプターのジャックを取り付ける穴が設置されているので、変にコードがはみ出ることなく設置可能です。
SFX電源を使用する場合
数は少ないですが、ファンレスタイプのSFX電源を使用できます。
が、ケース内に熱源が増える事に注意しましょう。密閉ケースの場合は特に。
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