極小から小型ハイエンドまで、2019年以降に発売されたITXケースで人気のモデルをまとめてみました。
もっとITXが日本でも売れて国外でしか買えないケースが減りますように・・・
目次
2020年のITXのトレンド
以前は超小型のITXケースでシアターPCやオーディオ用PCとして使用する事が多かったですが、
ここ最近は高性能なパーツを小型のケースに詰め込むのが流行りです。
中~大型のグラボやi7等の上位のCPUを組み合わせ、水冷クーラーなどで冷やしています。
その為、奥行は長めのケースや煙突のような形状で長いグラフィックボードが入るようにしているケースが多いですね。
オススメITXケース
CoolerMaster NR200P
初心者でも扱いやすく性能にもこだわれるNo1オススメケース
レビュー:CoolerMaster NR200Pをレビュー ハイエンドも可能な完成度の高いITXケース
本体サイズ | 376(D) x 185(W) x 292(H)mm (突起部を含む) |
電源ユニット | SFX SFX-L |
CPUクーラー | 高さ155mmまで |
グラフィックボード | 長さ: 330mm (電源コネクタ含む), 幅: 156mm (電源コネクタ含む), 厚み: 60mm (3スロット専有) |
ラジエーター | サイド280mm(グラボ縦置き時は不可) 底面240mm(グラボ横置き時は干渉の可能性大) |
ファン | 背面 92mm×1 トップ 120mm ×2 底面 120mm×2 サイド120mm or 140mm×2 |
フロントI/O | USB3.2 TypeA×2 オーディオジャック |
クーラーマスター製の完成度の高いケース。
海外で非常に評判の良かったNCASE M1というモデルに似ており、そちらより価格的にも国内入手性にも優れています。
決して劣化コピー等ではなく、塗装の質感や各種フィルター等もしっかりしています。
数すくない3スロットのグラフィックボードに対応しているITXケースでRTX3080クラスも小型のモデルなら使用可能。
グラフィックボードの縦置きにも対応していて、その場合はケース底面に240mmまでのラジエーターを取り付けて簡易水冷の使用が可能です。というか空冷クーラーは縦置きのグラボに干渉します。
冷却も非常に充実。
サイドに280mmまでのラジエーターを搭載可能(グラボ縦置き時は不可)な他、最大7つのファンを設置できます。
360度分解可能でITXケースながら組み立て安さも光り、ITX初心者にもオススメ。
サイドパネルがスチールタイプのNR200と、強化ガラスタイプのNR200Pがありどちらも白と黒があります。
強化ガラスタイプのNR200Pにはライザーケーブルも付属しているのでこの製品だけでグラフィックボードの縦置きが可能です。
FractalDesign Era ITX
家具のような上品な雰囲気で卓上に置きたくなるケース
本体サイズ | 325 x 166 x 310 mm (突起部を含む) |
電源ユニット | ATX SFX SFX-L |
CPUクーラー | 高さ120mmまで |
グラフィックボード | 長さ: 295mm 幅125mm 厚さ47mm(ATX電源使用時は長さ190mmまで) |
ラジエーター | トップ 240mm,もしくは120mm×2 |
ファン | 背面 80mm×1 トップ 120mm ×2 底面 140mm×2 |
フロントI/O | 1x USB 3.1 Gen 2 Type-C, 2x USB 3.0オーディオジャック |
手堅いケースを出すFractalDesignの上品なデザインのITXケース。
特徴は何といってもデザインでしょうか。高級家具を思わせるような独特な雰囲気のデザインとなっていて、
PCケースにありがちな野暮ったさがありません。
カラーバリエーションが5種類もあり、色によって天板の材質が異なります。
CPUクーラーが高さ120mmまでなので大型空冷は使用できず、発熱の大きいCPUなら240mm簡易水冷が必要となりそう。
ATX電源が使用可能ですが、その場合はグラフィックボードが長さ190mmまでになる点に注意しましょう。
その他、ストレージ類も多く積めますが他のパーツとの干渉を考慮しないといけないなど、組み立ての難易度としては高めのようです。
NZHT H1
簡易水冷と電源が付属する煙突型ケース
本体サイズ | 幅: 187mm 高さ: 387.7mm 奥行: 187.6mm |
電源ユニット | SFX 650W GOLDが付属 |
CPUクーラー | 140mm簡易水冷ユニットが付属 |
グラフィックボード | 厚さ2.5スロットまで 長さ~265mmまで 幅145mm 265~305mmまで 幅128mm |
ラジエーター | 140mmが付属 |
ファン | 水冷ユニット付属の140mmファンのみ |
フロントI/O | USB 3.2 Gen 2 Type-C×1 USB 3.2 Gen 1 Type-A×1 オーディオジャック |
同じNZXT製の140mmの簡易水冷と650W SFX電源が付属する縦長の煙突型のケース。
色は白と黒があります。
縦長のため設置面積が小さい為狭いデスクの上にも置きやすいのが〇。
簡易水冷は専用品で140mmというラジエーターサイズ。あまり発熱の大きいCPUは使いたくないですね。
電源ユニットは国外だと単体売りもされているSFXサイズの650W GOLD電源。
容量的には十分。
グラフィックボードは付属のライザーケーブルを使用して吊り下げる向きでの取り付けになります。
吸気しやすい穴あきパネルで蓋をしますので、グラボが見えなくなるのが残念です。
四方のパネルを外して作業できるので初心者でも組みやすそう。
実売が5万円程度と非常に高価ですが、簡易水冷が1万、650WのSFX電源が1.5万円程と考えるとそこまで高くないような?
LIAN-LI TU150
ハイエンドも詰め込める取っ手付きケース
本体サイズ | 幅203mm × 高さ312mm × 奥行375mm |
電源ユニット | SFX SFX-L |
CPUクーラー | 高さ165mmまで |
グラフィックボード | 厚さ3スロット 長さ320mmまで |
ラジエーター | 背面 120mm×1 |
ファン | 前面 120mm×1 底面120mm×2 背面120mm×1 |
底面ファンは25mm厚を使用すると2スロット厚以上のグラボとの干渉します | |
フロントI/O | USB3.0 Type-A x2 / USB3.1 Type-C ×1 オーディオジャック |
取っ手が特徴的なケース。色はブラックとシルバーの2種。
材質はアルミスチールでガッチリとした雰囲気。
取っ手は収納式で未使用時はフラットなデザインになります。
165mmまでのクーラーと最大3スロット320mmまでのグラボに対応しているのでその気になればかなりのハイエンドパーツが積めます。
底面ファンは25mm厚を使用すると2スロットグラボとギリギリになるので15mm厚のスリムファンを使用するなどの工夫は必要です。
ITXケースには少ない裏配線スペースの他、上部にもケーブル収納スペースがあるため余ったケーブルが目立つというITXあるあるが防げます。
ちなみにこちらもNCASEのM1にかなり似ています
INWIN A1 PLUS
電源ユニット付きでポップな見た目の無線充電搭載ケース
本体サイズ | 高さ273 x 幅224 x 奥行357mm |
電源ユニット | 専用の650W GOLD電源が搭載済み |
CPUクーラー | 高さ160mmまで |
グラフィックボード | 厚さ2.5スロット 長さ320mmまで |
ラジエーター | 背面 120mm×1 |
ファン | 側面 120mm×1 底面120mm×2 背面120mm×1 |
背面と側面にはSirius Loop 120mm アドレサブルRGBファンが付属 | |
フロントI/O | USB3.0 Type-A x2 オーディオジャック |
丸っこくて可愛い形状のINWINのケース。色はホワイトとブラックと限定でピンクもありましたが入手はちょっと難しいです。
ポップなデザインですが内部は320mmまでのグラボと160mmまでのCPUクーラーが搭載可能でハイエンド付近の構成も可能です。(画像は自分の以前使ってた時の無限5とGTX1080での組み合わせ)
ガラス張りの天板がQi無線充電に対応していて対応デバイスを置くと充電できます。
フロント側上部に専用の650W GOLD電源を搭載しています。一応交換は不可。(改造してSFX電源と入れ替えてる作例もありますが)
底面の足部分はクリヤーパーツで内部にARGBのLEDテープが入っていて光ります。
背面と側面にINWIN製のSIRIUS Loop 120mmが付属しています。
関連:INWIN SIRIUS LOOP レビュー コントローラー付きRGBファン 簡単安くでライティング
RGBコントローラーが付属しているので、使用するマザーボードを問わずにファンと底面のライティングが制御できます。
SilverStone LD03
3面ガラスパネルながらエアフローを意識した煙突ケース
本体サイズ | 高さ414x 幅265 x 奥行230mm |
電源ユニット | SFX SFX-L |
CPUクーラー | 高さ190mmまで |
グラフィックボード | 厚さ2スロット 長さ309mmまで |
ラジエーター | – |
ファン | トップ 120mm×1 底面120mm×1 |
フロントI/O | USB3.0 Type-A x1 USB Type-C×1 オーディオジャック |
3面をガラスパネルにした煙突型のケース。
マザーボードを90℃回転させて端子類をトップに持ってきています。
底面から吸気してトップから抜ける構造です。
LD03というモデルのエアフローを強化したモデルになっていて、エアフロー強化の為にグラフィックボード側のガラスパネルにはスリットが設けられているので、ハイエンドなグラボも冷えやすい構造になっています。
長さ309mmまでのグラフィックボードに対応していますが、厚さ2スロットまでな点に注意が必要です。
コメント