実際に組んでみたのも踏まえて、自作ゲーミングPCのパーツ構成例を並べてみました。
2020年8月更新
目次
はじめに
2020年1月時点で、予算別に自分ならこう組むという構成をまとめてみました。
基本的にどの構成もゲーミングを主点に置いています。
またコスパ重視の構成で、見た目等はあまり気にしていません。
一応自分が組んだ経験のあるパーツや構成をベースにまとめていますが、同じ構成で動作しなかった等はあくまで自己責任でお願いします。
価格について
2019年11月時点での実売価格(税込み)をもとにしていますが、あくまで参考程度に考えてください。
また、OS(Windows10)は価格に含まれていませんのでご注意ください。
予算4万円
ケチケチゲーミング構成
※イメージ画像です。リストとは若干異なります
パーツリスト
パーツ | 製品 | 価格 |
CPU | Intel Pentium G5400 | 7,000円 |
グラフィックボード | MSI RX570 OC 4GB | 14,000円 |
マザーボード | ASUS PRIME H310-A R2.0 | 6,500円 |
メモリ | PATRIOT DDR4 2666MHz 8GB×1 | 4,000円 |
ストレージ | シリコンパワー SSD 240GB | 3,500円 |
電源 | オウルテック 80PLUS BRONZE 500W | 4,000円 |
ケース | Thermaltake Versa H17 | 3,000円 |
合計42,000円
概要
最低限度のパーツを詰め込んだ最低限の構成。
コスパに優れたグラボであるRX570とゲーミング最低ラインのCPUであるG5400の組み合わせ。
メモリやストレージの容量には不安が残るレベルです。
この構成でも流行りのバトロワ系などのeSportsタイトルは60fps以上で遊べます。
画質はそれなりですが。
最新の重いタイトル等は結構辛いですね。
こんな人に
・とりあえず安く組みたい人
・とにかくバトロワ系を遊びたい人
これに近い構成の記事:
2019年版,G5400とRX570で予算4万円60fpsで快適に遊べるゲーミングPCを組む – 浅く広くPCゲーミング
予算5万円構成
最低構成に安定感を与えたバージョン
パーツリスト
パーツ | 製品 | 価格 |
CPU | Core i3 9100F | 10,000円 |
グラフィックボード | MSI RX570 OC 4GB | 14,000円 |
マザーボード | ASUS PRIME H310-A R2.0 | 6,500円 |
メモリ | TEAM DDR4 2666MHz 8GB×2 | 8,000円 |
ストレージ | Samsung 860EV0 500GB | 7,000円 |
電源 | オウルテック 80PLUS BRONZE 500W | 4,000円 |
ケース | Thermaltake Versa H17 | 3,000円 |
合計52,500円
概要
無理して4万円に収めた上の構成で問題点に予算を振って安定させた構成。
CPUがCore i3になりクロックが高いので低画質なら144Hzも狙えなくもないレベルに。
メモリも16GBで余裕が出て、ストレージも500GBなので複数タイトルも同時にインストールできるようになりました。
それでもやはり最新タイトルはちょっと辛いですね。
こんな人に
・無理せず安くすましたい人
・最低画質で144Hz出したい人
このリストに近い構成の記事:
競技向け画質のFortniteで144fps出すために必要なCPU・グラボと5万円未満の構成例 – 浅く広くPCゲーミング
予算6万円構成
パーツリスト
パーツ | 製品 | 価格 |
CPU | Core i3 9100F | 10,000円 |
グラフィックボード | Zotac GTX1650 SUPER | 22,000円 |
マザーボード | ASRock H310CM HDV/M.2 | 6,500円 |
メモリ | GSkill SniperX 8GB×2 3600MHz | 7,500円 |
ストレージ | シリコンパワー SSD 512GB | 6,500円 |
電源 | 玄人志向 550W Bronze | 5,000円 |
ケース | SAMA 黒鴉 | 4,000円 |
合計61,500円前後
概要
4~5万円構成のRX570が品薄になったために代替品というかグラボをアップグレードした版。
低画質なら多くのE-Sportsタイトルで144fpsが狙えるようになりました。
低価格帯における無難な構成といえるでしょう。
最新タイトルでもそれなりに遊べるレベルではあります。
こんな人に
・最低画質で余裕をもって144Hz出したい人
・最新ゲームも一応遊びたい人
この構成の記事:9100F+GTX1650SUPERで組むOS込み8万未満なゲーミングPCを自作 – 浅く広くPCゲーミング
予算7.5万円構成(20年6月30日追加)
パーツ | メーカー | 型式 | 価格(円) |
CPU | AMD | Ryzen3 3300X | 15,500 |
グラフィックボード | 玄人志向 | GTX1660 | 24,000 |
マザーボード | ASUS | TUF B450M PlusGaming | 8,500 |
メモリ | CFD | Crucial DDR4 2666MHz 8GB×2 | 8,000 |
SSD | WD | WD BLUE 2.5inch SSD 500GB | 8,000 |
電源 | 玄人志向 | 550W Bronze セミプラグイン | 6,000 |
ケース | サーマルテイク | Versa H18 | 3200 |
合計:73,200円
概要:給付金の10万円以内でゲーミングPCを始めたい人向け。
OS入れても9万ちょいなので、ちょっと頑張ればモニターまで手が届く構成。
Fortniteは余裕で144fpsオーバーですが、APEXやPUBGは若干辛い。
このリストの構成の記事(組み立て方動画もあります)
給付金10万円でつくるOS込み9万ちょいのゲーミングPCの構成紹介 作り方動画付き – 浅く広くPCゲーミング
予算8万円構成
コスパを重視しまくったゲーミングミドル構成
パーツリスト
パーツ | 製品 | 価格 |
CPU | Core i5 9400F | 17,500円 |
グラフィックボード | 玄人志向 GTX1660Ti | 32,500円 |
マザーボード | Asrock B365M Pro4 | 10,000円 |
メモリ | TEAM DDR4 2666MHz 8GB×2 | 8,000円 |
ストレージ | Samsung 860EV0 500GB | 7,000円 |
電源 | オウルテック 80PLUS BRONZE 500W | 4,000円 |
ケース | Thermaltake Versa H17 | 3,000円 |
合計82,000円
概要
CPUに6コアの9400FとグラフィックボードにミドルレンジGTX1660Tiを選択したバランスの良いミドルゲーミング構成。
最新タイトルもそこそこ快適に、eスポーツ系のタイトルなら中画質でも144Hz以上キープを狙えます。
OSを入れても10万円以下なので一番人にススメやすい構成ですね。
予算に余裕のある人はグラフィックボードをRTX2060やRTX2060Sあたりにしてみても良いと思います。
無難な構成を安く欲しい人に。
このリストに近い構成の記事:
OS抜き予算10万円でGTX1660Tiと9400FでゲーミングPCを自作してみた – 浅く広くPCゲーミング
予算10万円構成
ゲームも編集作業も十分性能なRyzen構成
パーツリスト
パーツ | 製品 | 価格 |
CPU | Ryzen5 3600 | 26,000 |
CPUクーラー | サイズ 虎徹Mark2 | 3,500 |
グラフィックボード | 玄人志向 RTX 2060 | 38,500 |
マザーボード | MSI B450 Gaming PLUS MAX | 9,500 |
メモリ | CFD Crusil by Micron 2666MHz 8GB×2 | 8,500 |
ストレージ | Samsung 860EV0 500GB | 7,000 |
電源 | 玄人志向 セミプラグイン 550W Bronz | 5,000 |
ケース | Thermaltake Versa H26 | 4,000 |
合計102,000円
概要
趣旨と少しズレますがゲーミング性能に加えて動画編集等にも強いAMDのRyzenを使用した構成。
動画編集以外にもゲーム配信等にも向いてます(最近はグラフィックボードの配信機能使用できるので大差はないですが)。
8万円以下の構成ではMicroATXでしたが、こちらはATX規格で少し大きめで拡張性の高い構成となっており、サウンドカードなども追加できるようになっています。
こんな人に
ゲーム以外の性能も気になる人
AMDがいい!って人
この構成に近い記事:
Ryzen5 ZEN2 3600とRTX2060で組んだ予算10万コスパゲーミングPCの性能レビューとパーツ紹介 – 浅く広くPCゲーミング
11万円構成
ミドルレンジ上位の性能を格安パーツで詰め込んだ
パーツリスト
パーツ | 製品 | 価格 |
CPU | Core i5 10400F | 20,500 |
グラフィックボード | GIGABYTE RTX2060SUPER | 46,500 |
マザーボード | GIGABYTE B460M DS3H | 9,500 |
メモリ | CFD Crucial W4U2666CM8G 8GB×2 | 7,500 |
ストレージ | WD BLUE M.2 SSD 500GB | 7,500 |
電源ユニット | 玄人志向 550W Bronze セミプラグイン | 6,500 |
ケース | サーマルイテク Versa H18 | 3,000 |
ケースファン | INWIN シリウスループ×3 | 3,000 |
合計120,000円
概要
10400F+RTX2060Sでミドルレンジでも上位クラスの性能。
かつ使用するパーツも全体的に少し良いパーツを選択しています。
冷却もケースファンが合計4個と十分。CPUクーラーは付属品ですが発熱の少ない10400Fなら問題ありません。
こんな人に
少し上の性能が欲しい人
安心して長く使いたい人
この構成に近い記事
10400FとRTX2060 SUPERでFortnite 240Hzな12万円自作PC
15万円構成
アッパーミドルクラスの性能をコスパ重視で実現した構成
パーツリスト
パーツ | 製品 | 価格 |
CPU | Core i5 9600K | 28,000 |
グラフィックボード | GIGABYTE RTX2070 SUPER | 67,000 |
マザーボード | AORUS Z390 ELITE | 16,000 |
メモリ | Corsair Vengence 3000MHz 8GB×2 | 10,000 |
ストレージ | WD BLUE 1TB | 13,000 |
電源 | Antec Neo EGO GOLD 750 | 9,500 |
ケース | Antec DP501 | 7,000 |
ケースファン | INWIN シリウスループ×3 | 4,000 |
概要
CPUにi5上位の9600K、グラボを旧RTX2080に近い性能のRTX2070SUPERで組み合わせた構成。
虎徹で十分に冷える9600Kは値下がりもありコスパもよく扱いもしやすいです。
最新タイトルをFHDなら最高画質でも快適で、FPS系のタイトルを高画質で144Hzや中画質の240Hzでプレイすることも可能です。
ここから上の性能はコストパフォーマンスがガクッと落ちる印象なので、個人的にはこの辺りまでが一般向けかなと思います。
こんな人に
PCのスペックを気にせずゲームしたい人
PCの性能差でゲームに負けたくない人
35万円構成(20年7月追加)
ハイフレームを追求したFPS最強構成
構成
概要
360Hzモニターが発売されるらしいので、それに合わせて平均(できれば最低)360fpsオーバーなハイフレームゲーミングのための構成。
i9 10900Kと4000MHz OCメモリをぶん回してフレームレートを稼ぎます。
価格もさることながら、OCメモリを使用するので上級者向け。
ハイフレームは低画質でプレイするのでグラボは2080SUPERと控えめなのがポイント。
もちろん最新タイトルを最高画質で遊んでも144fpsくらいは出ます。
コスパは悪いですが、そこまでして360Hzモニターで遊びたい人向け。
こんな人に
とにかく360Hzモニターをフルで使いたい!
この構成に近い記事
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