去年までならミドルレンジならGTX1060 6GBを迷わず勧めていました。
しかし、2019年3月現在ミドルレンジ帯である60系が3種類も!
RTX2060 GTX1660Ti GTX1660。この3種類からどれを選ぶか悩んでる人向けにGTX1660Tiを基準とした目線で他のモデルと比較してみました。
価格
2019年3月の同レベル品の実売価格を比較してみました。
各メーカーのショートじゃないモデルの最安品を選んでます。
参考までに2070まで並べてます。
チップ | ギガバイト | 玄人志向 |
GTX1660 | GV-N1660GAMING OC-6GD
34,500円程度 |
GF-GTX1660-E6GB/OC/DF
33,000円程度 |
GTX1660Ti | GV-N166TOC-6G
39,500円程度 |
35,500円程度 |
RTX2060 | GV-N2060OC-6GD
46,500円程度 |
42,000円程度 |
RTX2070 | GV-N2070WF3-8GC
63,000円程度 |
60,000円程度 |
GTX1660Tiを100としてみた場合。
GTX1660は15%程度安く
RTX2060はGTX1660Tiから15~20%高く
RTX2070は+60%程度と急激に上がるのでやはりRTX2060以下とは比較しにくいです。
性能
自分で組んだPCや他サイトのベンチマークからスコアを比較した感じ以下のようになりました。あくまで参考値ですが。
GTX1660Tiの性能を基準(100%)としたグラフです。
上のグラフは4K画質での比較、下のグラフはFHD画質での比較になります。
4K品質だと差が大きくなりますが、ミドルレンジ帯を使用する人の多くはFHDでプレイすると思うので、下側のグラフが指標になると思います。
GTX1660:87%
GTX1660Ti:100%
RTX2060:115%
RTX2070:130%
乱暴に言うとこんな感じ。
価格と性能を比較
GTX1660Tiの価格と性能を100%とした場合の他のグラボの相対値をグラフにしました。
価格の値が性能の値より高いほど性能と価格が比例せずコスパが悪いです。
FHD限定でいうと、RTX2070はGTX1660Tiに対して性能が30%程度アップなのに価格は60%近く上昇するためコスパが悪いですね。
またGTX1660は17%の価格ダウンに対し13%の性能ダウンで性能的には落ちるもののコスパは良いですね。
こちらは4K画質で使用時の性能と価格の比較
4Kの高負荷だとRTX2種の性能が発揮されコスパがよくなります。
RTX2060は少ない価格アップに対しそれを超える性能アップをしています。
逆に一番下位GTX1660は力不足が顕著になり少しコスパが落ちました。
RTXシリーズだけの機能
上記の性能グラフに関して、レイトレーシングやDLSSといったRTXシリーズだけの機能は使用していない状態の性能値です。
なのでそれらを使用する場合のRTXシリーズは上記のグラフよりも性能が伸びます。
特にDLSSに関しては対応ソフトで使用するとかなりの性能向上がみられます。
DLSSがこの先どこまで普及するかはわかりませんが、ないよりはあったほうが良いことは確かですね。
まとめ・RTX2060がベターか
正直、ミドル帯で想定するFHD画質だとRTX2060・GTX1660Ti・GTX1660の3種とも性能差が値段に比例しているので予算に合わせて買うというのが「答えになってない答え」でしょう。
しかし、4K時の若干の優位性やこの先RTXシリーズだけの機能を使用するソフトが普及する可能性を加味するとRTX2060に若干の軍配があがります。
また、個人的にはGTX1660Tiがこれまでのミドルの基準であるGTX1060 6GBに置き換わり、GTX1660はGTX1060 3GB的な扱いになると思っているので価格差も小さいしGTX1660Ti以上をオススメしたいです。
おわり
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