グラフィックボードはファン側のデザインが凝っている為、それが見えるようにグラフィックボードを通常とはことなり縦向きに設置できるケースが増えました。
縦置きに対応したケースと、縦置きの注意点をまとめました。
縦置きの接続方法と注意点
ライザーケーブル
当たり前ですが、縦置きではマザーボードのPCI-Eスロットと直で接続できません。(マザーボードが横置きタイプは別として)
なので、接続にはマザーボードのPCI-Eソケットを延長・変換する必要があります。
それを行うのがライザーケーブル。
ケース付属の物や、ケースメーカーの純正品が存在しますが格安の汎用品もあります。
ただ、ライザーケーブルは精度が必要なようで、安価な中華製を使用してすぐに使用できなくなったという話を聞きます。
ある程度良いものを選びたいですね。
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サイドパネルとの隙間
縦置きする際の注意点として、サイドパネルとの隙間の確保です。
3スロットタイプの厚みのあるグラフィックボードの場合、ファンがサイドパネルと密接してしまい、吸気が上手くいかず温度が上昇したという事例があります。
10mm程度は確保したいです。ケースの仕様とグラフィックボードの厚みを確認しましょう。
非対応ケースでも縦置きできないことも
縦置き対応ケースでないと拡張スロットのブラケットが横向きなので普通は縦置きできません。
ですが、拡張スロットを7つ使用して縦置きにできる変換マウンタがあります。
拡張スロットが7以上あるケースでないと使用できませんが、お気に入りのケースで縦置きしたい人は検討してみては?
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縦置きの密かな?メリット
GPUを縦置きする見た目以外のメリットとしてM.2スロットの周りのエアフローの改善があります。
M.2スロットの多くが横置きした時のグラフィックボードの上下に配置されていることが多く、グラフィックボードの排熱を受けます。
縦置きにすることでグラフィックボードからの排熱が直撃しなくなるのと、空気の流れがよくなることで温度が低下するという効果が期待できます。(マザーボードの配置によって効果の有無があります)
縦置きケース紹介
各サイズ規格ごとに並べました
どのケースも基本的にライザーケーブルは別で用意する必要があります。
ATX
ATX規格だとかなりの種類があります。
最近の大型ケースだと対応してるものが多いですね。
INWIN 216 実売8,500円前後
NZXT H510i 実売13,000~ i無しの510は縦置きできない点に注意
Antec P120 Crystal 実売13,000~
Corsair 4000X 実売16,500円程度
黒色やフロントがフラットな4000Dもあります。
Fractal Design Define 7 TG White 実売29,000円~ 黒色あり
Thermaltake VIEW 51 TG ARGB 実売18,000円程度 黒色あり
MicroATX
MicroATXだと殆どマザーボードが横置きのキューブ型になる。
ミニタワータイプでマザーボード縦置き・グラボ縦置きだとかなり少ない。
ぶっちゃけるとMicroATXサイズだと絶望的(ITXならあります)
Thermaltake LEVEL 20 VT 実売12,000円~
XIGMATEK Aquila-NV 実売13,000円
Apevia X-QPACK3-WHT 実売22,000円~
MiniITX
CoolerMaster NR200P 実売13,000円前後
比較的安いうえ、初心者にも組みやすく厚み3スロットのグラボも余裕で縦置きできる完成度の高いITXケース。
レビュー:CoolerMaster NR200Pをレビュー ハイエンドも可能な完成度の高いITXケース
RAIJINTEK OPHION EVO 実売15,000円~ オススメ!
ITXサイズでマザーボード縦置きでグラフィックボードの縦置きに対応。
かなしギッシリになりますが上部に大型のラジエーターも搭載可能で小型ハイエンド構成が楽しめます。
以上、参考になれば
おしまい
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