ASUS製の無難な感じのB550マザーを購入したので、Ryzen 3700Xでの使用感も含めてレビュー
ちなみにATX版との違いはあまりないです。
目次
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仕様
フォームファクタ | MicroATX |
ソケット | AM4 |
チップセット | B550 |
VRM | 8+2フェーズ |
メモリスロット | 4スロット 通常3200MHz OC時4133MHz対応 |
PCIeスロット | 1段目 PCIe3.0 x1 |
2段目 PCIe4.0 x16(x16モード) スチール強化スロット | |
4段目 PCIe3.0 x16(x4モード) | |
M.2スロット | Gen4 最大2280 ×1 |
Gen3 最大2280 ×1(ヒートシンク付) | |
SATAポート | ×4 |
ボード上USBヘッダー | 2.0×4(ヘッダー数2) |
3.2 Gen1(Type-A)×2(ヘッダー数1) | |
背面USBポート | 3.2 Gen1×4 3.2 Gen2×2(TypeA×1 TypeC×1) |
3.2 Gen2×2(TypeA×1 TypeC×1) | |
2.0×2 | |
LAN | Realtek RTL8125B 2.5Gb Ethernet TUF LANGuard |
無線機能 | 無線機能付きのモデルあり |
オーディオ | Realtek ALC S1200A 7.1 Surround Sound High Definition Audio CODEC |
RGB | 12V 4pin×2 |
アドレサブルRGB GEN2 5V 3pin×1 | |
その他独自機能 | USB BIOS FlashBack |
Q-CODE(状態表示LED) |
外観と付属品
外箱
マザー全体
マザー裏
裏側にも模様が入っています。最初シミかと思ったのは内緒。
付属品は以下の通り
付属品 |
SATAケーブル×2 |
I/Oパネル |
マニュアル |
M.2用ネジ×2 |
TUFステッカー(シール) |
なんか書かれた紙2枚 |
マニュアルは殆ど日本語化されています。
SATAケーブルは両側ストレート、片側L字片側ストレートの2本。
ボード上各部外観
電源回り
8+2のフェーズ数を持つ電源回路。
中型のヒートシンクがつけられています。
メモリスロット
メモリスロットは片ラッチ。デュアルチャネルのペア同士で色分けされています。
拡張スロット
x1とx16が2本。
グラボ用のx16が2段目なので大型空冷使用時も安心です。
x16の上段はスチールで強化されています。
M.2スロット
最大2280サイズのm.2スロットが2本。
上側はCPU直結のGen4でヒートシンクは無し。
下側はヒートシンク付でチップセット接続のGen3です。
SATAポート
右下縦向きの4ポート。
できれば右側に横向きのポートも欲しかったなと思います。
ボード上ライティング
ステンバイ状態(電源ユニットのスイッチが入った状態)でマザーの右下が光ります。
シャットダウンしても光りますが、BIOSで消すことも可能です。
背面I/O
映像出力:DP1.2 HDMI2.1
USB3.2 Gen1×4
USB3.2Gen2×2(TypeAが1とTypeCが1)
USB2.0×2
PS/2×1
オーディオ:7.1ch
LAN:2.5Gb
USB-Aが7ポート+USB-Cが1ポートと十分な量。
映像出力にHDMI2.1があり、内蔵グラフィックを使用する場合にも4K60Hzの出力が可能です。
マイクロスイッチはUSB BIOS FlashBack用です。
各機能
Q-LED
マザー右上にある起動時の異常を表すLED。
オレンジはメモリの異常、赤はCPU異常、白はグラボやモニターの異常、緑はPCは起動していますがOSが起動していない状態です。
マニュアルにも細かい説明がないのですが、オレンジのメモリの異常はCPUのメモコンが死んだときも点灯するので、完璧に分かるわけではないです。
白の店頭は、モニターが繋がっていない場合にも光ります。
USB BIOS FlashBack
CPUもメモリもなくてもUSBメモリと電源ユニットだけでBIOSを更新できる機能。
もしBIOSを破損させて起動できなくなった場合や、古いBIOSが対応していないCPUを買ってしまった場合にもUSBメモリだけでBIOSを最新のものにできるので非常に便利。
背面のUSBポートにBIOSデータの入ったUSBメモリをさしてスイッチを押すだけでBIOS更新できます。
LAN
RealteknのRTL8125B 2.5Gb Ethernetを採用しています。
最近はIntel LANよりも評価されてたりします。
TUF LANGuardで雷などからマザーボードを守れるらしい?
オーディオ
Realtek S1200Aの7.1chオーディオを搭載しています。
ASUSの上位に搭載されているSupremeFXではないのでちょっと良いくらいの品質かと思います。
自分は違いは判りませんでしたが。
ライティング
3pin 5VのアドレサブルRGB が1系統。
5pin 12VのRGBヘッダーが2系統。
欲を言えば主流になってるアドレサブルが2系統欲しかったです。
アドレサブルRGBはGen2 RGBヘッダーとなっていて、これまでのアドレサブルRGBに加えて、Gen2に対応する機器のをつなげば自動で光り方を調整してくれます。
Armoury Crateが便利
Windowsの初回起動時か初めてネットにつないだ時にArmoury Crateをインストールするかのポップが出てきます。
Armoury Crateを使えば、ネットから最新のドライバーを探してきてくれるので、わざわざメーカーHPでダウンロードしてインストールという手間が省けるので、個人的にはオススメです。
インストール後は自動起動もしてきませんので、初回のドライバインストールだけで使うのもヨシ。
負荷時の電源回り温度
3700Xとそのリテールクーラーを使用してCinebenchを回してみました。
10回連続で回してみても、センサー読みで50℃以内に収まっています。
手でヒートシンクを触ると温かい程度です。
以前B450でやったときは70℃台までいったので、かなり発熱を抑えられていると思います。
メモリ負荷テスト
GALAX HOF Arudino 4000(リンク先は3600)を使用してメモリをOCしてみました。
XMPプロファイルの4000MHz CL19は難なく起動。(自動でCL20になりますが)
RAMTESTというソフトで300%までテストしてもエラーは出ず。
そこから4000MHz CL18でもクリア。
さらにCL16までやってみましたが、これは常用範囲ではウントもスントも
ここで、ZEN2で4000MHzは意味が薄いことを思い出し、3600MHzのCL16で再挑戦。
これは問題なくクリアしました。
3600MHzのCL14はやはり常用範囲ではウントモスントモでした。
まあ、悪くはないといったところでしょうか。
余程安物でない3200MHzくらいのOCメモリなら問題なく使えると思います。
余談ですが、メモリOCで4000MHzのプロファイルを読み込む際、「インフィニティーファブリックは1800MHzがベストパフォーマンスですよ」的な注意が出てきました。
こういった細かい所の気配りがASUSの良さかなと思います。
気になった点
M.2スロットはGen4はヒートシンクなし
ダメな点というか考え方の問題だと思いますが、
m.2のスロットがCPU直結のGen4とチップセット接続のGen3二つあり、Gen3側にのみヒートシンクがついています。
そのため発熱の大きいGen4接続のSSDを使用する場合、ヒートシンク付を選ぶのを推奨します。
おそらくGen4 SSDはヒートシンク付きのモデルが多いので、最初からつけていないのかなと思います。
I/Oシールドが別
細かいところと思う人もいるかもしれませんが、この価格帯で背面I/Oのシールドが一体型でないのは残念。
利便性というより高級感・満足感に差が出ます。
良かった点
初心者でも安心
Q-LEDとUSB BIOS Flashback、Armoury Crateで初心者が使うにも安心ですね。
また、CPUファン停止時の警告やBIOS画面での電圧危険度の警告等もASUSならではの初心者から中級者までありがたい気配りも〇
必要十分な機能
排他なしのM.2スロットが2本や2系統3本のRGBヘッダー、7.1chオーディオ、2.5GbLAN等通常の使用には申し分ない機能が魅力的だと思います。
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