Ryzen5 5600Xを3700Xや3600と比較レビュー Wraith Stealthでの温度も検証

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21年1月現在Zen3で一番最安のRyzen5 5600Xをレビュー

先代のRyzen7 3700XやRyzen5 3600と比較しつつ乗り換える価値があるのかチェックするほか、

付属のクーラーでの温度なども検証しました。

 

 

仕様比較

Ryzen5 5600X Ryzen5 3700X Ryzen5 3600
メーカー AMD AMD AMD
対応ソケット AM4 AM4 AM4
製造プロセス 7nm 7nm 7nm
コア数/スレッド数 6C/12T 8C/12T 6C/12T
最大クロック 4.6GHz 4.4GHz 4.2GHz
内蔵グラフィック × × ×
TDP 65w 65W 65W
メモリ定格 3200MHz 3200MHz 3200MHz
PCIE Gen4 Gen4 Gen4
付属クーラー Wraith Stealth Wraith Prism Wraith Stealth
発売日 2020年11月 2019年7月 2019年7月
実売(20年8月時点) 40,000円前後 43,000円前後 26,000円前後

ぱっと見の仕様では3600と似ています。同じRyzen5なので当然ですが。

仕様では差が見えにくいではありますが、実性能の検証では・・・

 

価格について

21年1月現在のRyzen5 5600Xの実売価格は税込み4万円弱。

ただ、品切れが多いためにプレミア価格での販売が増えてきています。

対する3700Xは43,000円前後、3600は23,000円程度となっています。

5600Xは6コア12スレッドですが、旧型の8コア16スレッドの3700Xに匹敵する価格となっているので、コア数だけ見ると高いという印象はぬぐえません。

同じ6コア12スレッドな3600からは2万円ちかく高くなっています。

 

対応マザーボードについて

対応マザーボードはAM4ソケットを搭載モデルで、チップセットにより対応が異なります。

簡易一覧

X570 B550 A520 X470 B450 X370 A320 B350
5600X BIOS次第で対応 BIOS次第で対応 ※1 対応なし
3700X 3600 初期BIOSから対応 BIOS次第で対応 BIOS次第で対応

5600Xに対応するマザーボードはX570,B550,A520の500番台のチップセットのマザーボードが主です。

ただ、500番台のマザーボードであっても初期BIOSでは動作しません。

 

購入時に画像の5000番台対応シールが貼られたモデルか、

CPUなしでもBIOSの更新が可能なUSB-BIOSフラッシュバック機能付きのモデルを選びましょう。

 

※B450やX470などの400番台のマザーボードについて対応BIOSがメーカーによって出たり出ていなかったりします。メーカーHPのCPUサポートリストを確認しましょう

 

3700Xや3600の3000番台なら500番台のチップセットマザーなら無条件で動作します。

300番台のチップセットのマザーボードから対応しています。

 

付属クーラーは3600と同じ

5600Xには5000番台のRyzenで唯一CPUクーラーが付属しています。(5800X以上は付属無し)

WraithStealthというクーラーで3600に付属しているものと同じです。

トップフロー式の貧弱なクーラーなので冷却性能はあまり高くないのと、見た目も地味ですね。

 

グリスが塗られてるのでそのまま使えます。

 

付属のWraith Stealthでもまあまあ冷える

5600Xを付属のWraithStealthで冷やしてみた場合の温度を検証してみました。

室温は23℃になります。

ケースに入れずにベンチ台の上での検証なので、ケースに入れた実際の使用では3度~程度温度が高くなると思います。

 

全てのコアをフルで使用するCinebench R23というベンチマークを10分回したところ、

最大で78℃という結果になりました。

 

ゲーム中ならそこまで負荷もかからないので最大温度は70℃前半といったところ。

 

一応そこそこ冷えています。3600のときは余裕で80℃超えていたので今回も無理かと思っただけに以外。

ただ冬で室温23℃+ケース外での温度なので真夏やエアフローの悪いケースなどの条件によっては80℃を越えることもありそうです。

 

虎徹に変えるととても安心

ちなみに後述する性能検証でのCPUクーラーを虎徹に変えた場合、

Cinebench R23 最大63.5℃

FF15ベンチマーク 最大56℃

と、かなり冷えるようになります。

 

 

性能比較

実際にベンチマークソフトやゲーム中のfpsにて性能を比較していきます。

検証で使用した構成

検証機構成 メーカー 型式
CPUクーラー サイズ 虎徹Mark2
グラフィックボード ZOTAC RTX3070 TwinEdge
マザーボード ASUS TUF B550-PLUS
メモリ Samsung 3200MHz 8GB×2
SSD WD SN550 1TB
電源 CoolerMaster V850

CPUを除いてすべて同じパーツを使用しています。

グラフィックボードは5600Xと合わせて使われそうなRTX3070にしています。

メモリはSamsungのネイティブ3200MHzのモデルで定格の3200MHz CL22で動作しています。

OCメモリでもう少しCLを低くすれば性能はそこそこ変わりそうですがOCはOCなので。

 

CPUクーラーは虎徹を使用しています。

 

 

CinebenchR23

定番のCPUベンチマークソフト

マルチ

流石にマルチ(全コア使用時)のスコアは8コアの3700Xがトップ。それでも同じ3600を引き離して5600Xが6コアながら3700Xに迫っています。

 

シングル

こちらはシングル(コア単体)のスコア。

5600Xが飛びぬけてます。マルチでコア数の差を埋め立てのはこのシングル性能のお陰ですね。

 

 

FF14ベンチマーク

3700Xと3600が殆ど差が出ない中、Ryzenが苦手と言われていたFF14ベンチマークで5600Xのスコアが跳ね上がってます。

 

 

FF15ベンチマーク

FF14と同じく5600Xが頭一つ抜けています。

 

APEX Legends

国内大人気のバトロワFPSのフレームレートを比較。

射撃訓練場にて開始地点から真っすぐ走って計測しています。実際のプレイだとこれより3割程度落ちます。

 

最高設定

 

低設定

低画質ではどちらも大きな差は見られないです。実際プレイすると差は出るとは思うので今回の計測方法は悪かったなと反省。

一応、最高画質にすると5600Xが一つ抜けた結果に。

 

Fortnite

リプレイモードを使用して全く同じプレイでのフレームレートを比較しています。

最高設定

競技設定

 

R6S

グラフィック設定のベンチマークモードを使用して計測。

最高設定

低設定

5600Xが飛びぬけて高いfpsを出しています。ZEN2に二つはほぼ同じfpsになりました。3700Xさん・・・

 

Cyberpunk 2077

リリースされたばかりのオープンワールド激重タイトル。

fpsの下がりやすい町中を走った時のフレームレートを計測。

 

ウルトラ画質

ウルトラ画質だとかなりグラフィックボードに依存しますがそれでも5600Xが10%以上高いfpsを出しています。

 

ゲーム性能は5600Xが飛びぬけている

5600Xがゲーム性能において圧倒しています。

二回りくらい引き離している印象。苦手FF系ベンチでも素晴らしいパフォーマンスを見せています。

3700Xが3600と大して変わらないのはちょっと驚きでした。

 

 

組み合わせるなら3060TI以上

自分の主観も入りますが、合わせるグラフィックボードはRTX2080SUPER以上かRTX3060Ti以上は欲しいです。

RTX3060Tiと組み合わせたレビューもやってみましたが若干物足りないまであるのでRTX3070がベストかもしれません。

それくらいにパワフルな印象。

 

関連:ZOTAC RTX3060Ti Twin EDGEをレビュー 5600Xと組み合わせて 3070とも

 

評価:ZEN2が色褪せる性能で納得の価格

4万弱という旧Ryzen7 3700X並みの価格に当初は不満の声が上がりました。

実際使ってみると8コアをフルに使わない限りは5600Xが3700Xに負けることは無さそうです。

特にゲーム性能に関してはZEN2が完全に色あせるレベル。

またRyzen5 3600は温度が高めで付属のクーラーで使うのはゲームですら不安なレベルでしたが、5600Xは温度も良好。付属クーラーで行けます。

 

バランスが素晴らしいCPUで3700Xが3万円にでもならない限り自分は5600Xを選びます。(というか3600と3700Xのゲーム性能差が少なすぎる)

4万円という価格が安く見えるほど今すぐ買うべきCPUだと思いますが、そもそも売ってないので今すぐ買えません・・・

もしかすると廉価版の5600(無印)が出るかなと思いましたが5900と5800の無印は発表されましたが5600は無し。

廉価版を狙ってる人も5600Xを見たら買ったほうがいいかも知れませんね。

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